【狩猟感謝祭】ガジャブーのお面作ってみたよ 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回
ヒャアァッッッッホウウ!!
ヒャァァァァァlllllllllhッホオオオオーーーゥゥゥ!!!
シャーーーーっ!!!
いやね、叫びましたよ。
ガチで。
×0過ぎた良い大人が。
ゴォォォォーーール!!!
みたいな感じです。
雄叫びが、止まらないんです。
ムロフシが、ムロフシした後みたいな感じです。
もちろん、苦情とか来るの嫌ですから、小声、小声ではあります。
小声のつもりではありました。
何度も、何度も、腹の底から湧き上がってくるんです。
まだ、完成してないのに。
達成感といいましょうか、苦しみ抜いた末になんとか、みたいな感じでしょうか。
まだ、やることはたくさん残っているのに。
止まらないんですね
止まってはいけないんです。
まだ、やることがありますから。
今までは、制作初期から頭の中で描いていた構想をなぞってきた部分。
ここからは、未知の領域。
ここから先は、はっきり言って、その場しのぎのアイデアで即断即決、即興で作り上げなければなりません。
頭の中に構想もないのに。
それでもね、止まらないんです。
頭の中を何かが駆け巡るんです。
そしてそれを止めてはいけない。
それを手足に誘導し、自分の意思だけではない何かに突き動かされるように、自分の意思以外の何物かがアイデアの匂いを振り撒いてくれるように、
祈りながら、動かしながら
そうして制作は、最後の仕上げへと入っていったのです。
お面の横に突き出たトゲ部分
どうつけるのか、ノープランでした。
お面に巻かれている紐部分に通そうかと思いましたが、技術的に断念しました。
切って長さを整えた後、内側に割り箸でハリを通して、そこに紐か何かをつけ、ドリルでお面に空けておき、その穴に紐を通すことにしました。
ボンドの乾き待ちをしながら、他部分を作っていきます
次はお面に巻いてある紐(?)部分。
正確にどんな部分なのか、どんな構造なのかよく分かりませんでした。
たぶん、何か数珠かビーズアクセサリーのような構造になっているのかなと思い、再現できる範囲でやりました。
ここはあまり、注目されたくない部分です。
他部位の影で目立たなければイイナ、と…
割り箸のボンドが乾いた横角?ヒゲ?部位を着色。
この色はちょっと大きな失敗をしたと思いましたが、引いている時間的余裕がないので、よし!ということにします。
暗~くな~れ、もえもえ○ゅん!
黒の色水にさっと漬けて上げる、というラーメンみたいな作業をしましたが、これもまた大失敗でした。
致命的でした。
黒の色が全然でないわりに、張り子が水を吸ってしまって、柔らかくなってしまい形が崩れる恐れが出てきたのです。
完全乾燥は完成期日にはとても間に合いませんが、とりあえず見た目だけでもなんとかセネガル。
まあ、こういうときは別の作業をするに限ります。
一人で背負い込んでしまってはダメなのです。
自分を分裂し、未来の自分に任せるのです。
励ます自分と自分を認めてくれる自分が、時間を置くうちにアイデアを出してくれます。
ムロフシさんが昔見た番組でそんなことを言ってたような気がします。
ちょっとやってみて、そのあと他のことしながら時間を潰せば、その間に脳がバックグラウンドで自動的に解決法を探してくれてる、みたいな
ムロフシティはいい街でしたね。
手持ちの絵の具です
今までの制作で余ったやつとか、買ったけど使ってないやつとか、使うつもりで開けたら固まってたやつの生き残りとかが入ってます。
これをざっと眺めて、はい、頭に入りましたね。
きっと入った。
それでは、色とは関係のない別の作業をします。
はぁ…
ええ…
じゃあ、再開…
蛍光緑塗りました。
これが、最大の失敗。
これによって、のちに作るマップ部位にバゼルの出現を余儀なくされます。
色々あるんです。
ガジャブーには。
色々いるんです。
やってしまったんです。
さて、赤一色のお面に、汚しをいれます。
薄くした黒い絵の具を少しずつ滲ませ、じっくり命を吹き込んでいきます
お面に生気が宿っていくたび、これだ、これだ、となるのですが、いかんせん時間に追われ
こっちに至ってはもはや適当です
適当ですが、一番しっかりしないと、せっかくうまくいってるお面のクオリティに水を差してしまうので
制作当初から二週間ありながら、ここに関してはまだ無計画なくらいですから、結局こうするしかなかったんだと思います
残念…
上記の黒い色水に浸けた事件の後遺症で、まだまだ湿っていて、ぐにゃぐにゃです
お日さま、がんばれ!
殺伐とした仕上げ現場に颯爽と流木が登場だ!!!
どこから流れてきた!?
どこから流れてきたんだチャンピオン!?
これはいったいーーーーー!!??
そういうことかッ!?
これは…骨…?まるで…
流木を…骨にしようというのかッァッ!?
切っていく!
流木を断ち切っていく!!
汗が光る!!
もう二度とやりたくないぞ!!
ぼろぼろ崩れるんだよ…
いいね!
でもね、これ重い!
本物よりもたぶん重い!
何やかんやでごまかして、なんとか完成くらいまできた!
いいぞ5期団! オレ達が成せなかった事を
その力で成してみろ!
マップを描いた!
この辺は時間なかったし思い切って簡略簡略!
最近はもうおうちプリンターよりもコンビニ印刷ですね
ほんと、便利になった
初めて自分用プリンターを買った時はマイホームでも買ったかのように嬉しかったのに
たった十年でこんなに…
そして…
ジャ、ジャーーーーン!
完成となります!(ンゥアツモリィィィッ!)
みてください!この質感!
がんばった甲斐がありましたよ…うう…
いや今から新規制作は無理っしょ?と思ってた発表当初
もっと簡単に完成するかとなめてかかった構想段階
難航を極めた型作り
そして、心底震え上がった〆切勘違い
蛍光緑の塗料を塗るとき、思ったんです
ガジャブーになった、って
塗る際にお面が安定する姿勢を求めて、椅子に腰かけてみたり、しゃがんでみたり
で、気づいたんです
胡坐が一番良い
胡座をかいて、お面を回しながら描く
これが一番やりやすい形でした
そう、完全にあの姿勢だったのです
ガジャブーの気分が少し分かった気がしました。
正確にはオトモですけど。
あれ、オトモか?
ガジャブー関係ないね??
全然関係ないね?
あーあ
今まで気分よくガジャの世界に浸りきってたのに
私の中の狩猟感謝祭はまだ続いてたのに
まさか体験してたのはオトモの気分だったなんて…
気付いちゃったよ…
ブログ書いてて気づいちゃったよ…
…とはいえ、経験上
同じオトモが数年以上続いたパターンはありません
チャチャも、カヤンバも、ここではない海の村に
筆頭オトモもスカウトしたヤツラも太陽の集落に
そしてこのオトモも新大陸の調査拠点に
人はみな、それぞれがいるべき場所へ骨をうずめるのでしょう。
ま、ガジャの棲み処はギガンテの巣になっちゃいましたが
私もそろそろ帰るとしましょう
今、いるべき場所に
心置けないお三方や夜な夜な鎧着のまま爆睡する先生のいる拠点に
そして始まるのです
週遅れの納涼の宴が
それにしても
いやあ、今見直すと泣きそうになりますね
うまくいって良かった
展示できてよかった
きちんとしたものができて良かった
そんでもって、皆様に見て頂けて良かった
会場に足を運んで見てくださった方々
写真を撮ってくださったハンター様
設営に融通をきかせてくださったスタッフの方々
Twitterとかで見てくださっていた方々
そしてここまで読んでくださった方々
言葉でしか表すことはできませんが、本当にありがとうございました。
自主制作作品、作ってよかったよぉ…うう…
…相棒ぉ~~!!
…何でそっち向くし!?
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